お陰様で満席となりました、第一回ワインペアリングワークショップの一部をお客様からのご意見と合わせて、このイベントに参加したワイン初心者のこにし家のスタッフが憚りながら書かせていただきます。
【一品目 八寸とシャンパーニュ】
菊菜としめじのすだち浸し・揚げ銀杏と真名鰹おかき揚げ・胡麻和え
ラエルト・フレール ウルトラトラディションブリュット NV
菊菜とシャンパーニュの香り相性の良さに定評がありました。
シャンパーニュは時間がたって温度が上がっても味わいの変化があり、食材との味わいの組み合わせも重なり、夏の終わりを感じました。
【二品目 お椀と白ワイン】
野辺地小蕪の菊花椀
コート・ド・ボーヌ グランシャトラン2011 ドメーヌ ニューマン
今日は重陽の節句で、菊のお椀となりました。
生菊と白ワインが思いの外、合うことに驚いたとのご意見を頂戴しました。
味を探していくと、それぞれの酸味が相性の良さにつながっていることを発見できるような楽しい一品でした。
【三品目 炊合せと赤ワイン】
にしん茄子
オーコート・ド・ニュイ 2015 ドメーヌ ダヴィット・デュ・ヴァン
ゆずと山椒がアクセントになっていて、茄子やにしんの脂分と赤ワインをつなげてくれるようなペアリングでした。
ワインだけで飲むとそこまで美味しさを感じないのですが、お料理と合わせると引き寄せ合う感覚が味わえるペアリングでした(お客様談)。
今回ご参加のお客様は、30代~60代の男性と女性10名で、幅広い層にご来店いただきました。
ちょっ難しいワイン自体の説明と、料理人のワインのセレクトやお料理の意図や思いを聞きながら、お客様同士の感想を共有することができ、まさにカウンターの醍醐味を感じることができました。
「食べること・飲むこと」に集中できるのはこのワークショップならではかもしれません。
今回ご参加のお客様が言ってくださったのですが、五感を最大限使って一期一会のものを
いただくのは、本当にありがたいものですね。
この回は全てフランスのワインでペアリングを行いましたが、次回は他の国のワインも入るようです。
10月6日(土)、11月3日(土)はまだ空きがございますので、もしよければぜひご体感ください。